しろくまモネ

白っぽい小犬モネとの日々

荒ぶる子犬

3日もかからずモネが興奮しやすい子だということがわかった。

フリーにすると家中をすごいスピードで走り抜け、途中でスリッパや目についたものをかっさらい、人の手を咬んでいく。

寝転がっている私の鼻の穴に下の犬歯が刺さった時には悶絶してしまった。

最初は子犬の甘噛だから、と大目に見ていたけれど結構強く咬むし、なによりしつこい。

そしてどんなに強く叱ろうとマズルをつかもうと倒そうと、モネは全くへこたれない子だった。

興奮して咬む、そして叱るを繰り返すこと数日。

この方法は間違っていることは身にしみて分かったので、そもそも興奮させないように、フリーにする時間を短くしてサークルに入れたり、噛んだら別の部屋に移ったりをした。それでもサークルの中でずっと立ってこっちを見ているし、引っ込めた手を追いかけて咬んでくる。

悪気もないだろうしかわいいのは間違いないんだけれども。

これは、まずいんじゃないか。

このままにしておいたら、まぁ大人になれば少しは落ち着くかもしれないけど、この子とストレスなく暮らすことができなくなってしまうんじゃないか。いつか誰かを怪我させてしまうのではないか。やっと、やっと飼えることになった子犬なのに。

そう考えると無性に焦る。

そしてもう生後4ヶ月を過ぎていることも私が焦る理由の1つ。

早く社会化をさせなければ!

子犬の社会化に失敗したことがある私にとって、今回のモネの社会化は悲願でもある。これは一刻を争うミッションで、もう失敗は許されない、と本気で思っている。

そういうわけで、モネがうちに来てたった一週間。やっと自分の名前がモネであることはわかったくらいで、私との関係性も確立してるかどうかわからないけど、パピーパーティとしつけ教室のパピークラスの体験入学に申し込むのでありました。